言葉を話すの 早い?遅い?

家の子言葉が遅い?

 長男をとてもかわいがってくれたおじいちゃん、欲しい物はなんでもすぐに取ってあげて何でも言う事を聞いてくれてた、そんな長男は、欲し物は指を差せばおじいちゃんが取ってくれるので、あまり喋る必要が無く、結果言葉が遅かった。保育園に入っても喋りはたどたどしくて、お友達に「喋り方変」と言われ2週間ほど喋らなくなった事もあったりして保育園から言葉教室を勧められ、行ってみるこに

 病院で先生の話を聞き「なんだ心配する事無いじゃん」

でも楽しい言葉の教室、ちょっと通ってみようかな、そんな軽い気持ちで通うようになった教室はとても勉強になりました。

 

 

言葉の教室へ行ってみる

長男君が保育園年中だった頃の話です。

 言葉を話すのが少し遅かった息子を保育園で心配して下さり言葉の教室へ行く事を勧められ行ってみる事に、病院で先生とお話しさせて頂き、こんな事を言われました。

「言葉が遅い理由は3つあります

① 脳に障害があり言葉が遅い(出ない)

② 機能に障害があり言葉が遅い

③ 単に言葉が遅い

①②は、通院して訓練等が必要ですが③の場合は成長と共に言葉が出てくるから心配ないです。息子さんの場合、今は③の状態でまだ喋りたく時期なんです心配いりませんよ、小学校に入って文字を覚えて、黒板に書かれたの文字がの発音だと認識し一致したらもっと上手に言葉が出てきますよ、ただ言葉のせいでいじめ等が心配なら通院されても構いません」と言って頂いたので息子に「先生のところ行く?」と聞くと「行く」と言ううのでお世話になる事にしました。

 

 

言葉の教室の内容

 月に2回通院する事になった言葉の教室、子供は「保育園を早退できる~お母さんと遊びに行ける~」と大喜び、何故なら言葉の教室はとても楽しく子供を飽きさせない内容でした。

相撲・縄跳び・ボール蹴り・紙鉄砲作り・紙飛行機飛ばし・お尻相撲のおもちゃ・ビーズ通し、こんな内容で子供には遊んでいる感覚でしかないようです。でもここは言葉の教室先生からはこんな注意を頂きました。

「家庭では絶対に〇〇って言ってみて」「話してみて」「その言い方違うよ」などの言葉を強要する事や言葉を否定する事は言わないようにとの事でした、大人は早く話して欲しくてつい言ってしまいそうな事ですが、子供にとっては喋る事が苦痛になって言葉が少なくなってしまう事があると言う事でした。

【言葉】とは舌を動かす運動から発せられるものだから、まずは舌を動かせるようにならなくてはいけないそうです、言葉を遮ると言う事は舌の動きを止めてしまい舌を動かさないと言葉は遅れていくそうです。なので小さい頃は言葉が違っていようが舌を動かし発する事が大切なんだと教わりました。

でもここは言葉の教室、たまに絵の付いたカードを見て言い当てるなんてゲームでとても楽しんでの教室通いです。

身体全体を動かす

 遊んでばかりの言葉の教室で……何故??と疑問が出てしまった私、先生に聞くと【遊ぶ】に意味があると教わりました。言葉は舌を動かし発せられると言う事でしたが、言葉を発するには舌の繊細な動きが要求されると言う事でした。

子供の身体の発達には順序がある

身体全体を動かす→細かい動き摘まむなど→舌が動く。赤ちゃんに例えるとよく分かります

①身体全体を動かす(寝返りをうつ、ハイハイをする)

②物を掴む(先ずは指5本で摘まむ→指4本で摘まむ→指3本で摘まむ→指2本で摘まめるようになる)

③話す(舌が動き言葉を発する)

こんな具合に身体全体の動き→細かい動き→舌の動きへと繋がっていくからしっかり発音できる為には、身体全体が動くようになり→ 繊細な動きができるようになり→ 舌の動きに繋がって→しっかり発音ができるようになる。

 

 身体を動かせるようにならないと言葉を上手く発せられないと言う事なんですね、舌が滑らかに動かす事ができる為には身体が滑らかに動くようになってからと言う事です、だから言葉の教室で相撲、縄跳び、ボール遊びなんだ!子供は遊びが仕事とはよく言ったものですね。

 

しかし運動が苦手な長男

 縄跳は縄を回すタイミングと飛ぶタイミングが合わない。紙飛行機は1m先に叩きつけようとしてるのかな??。紙鉄砲は全く鳴らない‥‥舌が滑らかに動くのはまだまだ先かな(苦笑)

 

 

細かい動き

 言葉の教室では、ダイナミックな動き(身体全体の動き)のあと繊細な動きを訓練、教室では、紙鉄砲、紙飛行機、ビーズ通しなどをして遊んだ

 

紙鉄砲

手を振るだけでは良い音は鳴らない、ムチのようにしなやかに腕を振る事ができてよいのだが音が鳴るのだが長男は良い音どころか音が鳴らない、保育園児には良い音を出す事は難しいと先生から慰めの言葉を貰った(笑)、先生が「無駄の無い力しなやかな力力まない力、これができるようになる頃には上手く話せるようになりますよ」って

紙飛行機

遠くへ飛ばそうと肩を思いっきり振る長男‥‥もちろん飛ばない

ビーズ通し

これはできた

全ての動きに【力み】が入る長男は動きの無駄遣いが多いと言う事だ、しなやかに動かせない、力まない、無駄な力を入れない。

ジャンプをする時に足首と膝を使って飛べる子と飛べない子

ブランコをこぐタイミングが合う子と合わない子

 

うちの子はどうも後者らしい、でも3歳から5歳くらいまでは上手くできなくても成長とともにできるようになるらしい、言葉も同じで個人個人成長具合が違うのだから焦らなくていい!

 

そして時が流れて現在高校2年生の長男

もちろん話せるようになっている。そして高校球児としてキャッチャーをし、柵越えホームランも打っている、保育園の頃は、運動が全くできなくてどおなる事かと心配したが身体はしなやかに動くようになり、ボールも綺麗に投げられるようになり、ちゃんと成長している、成長はその子に合わせてしっかり進んでいるから焦る事はない。


最近ゴールデンエイジと言う事をよく耳にする、一生に一度だけ訪れる【運動神経を良くする事ができる時期】の事を言うらしい。

プレゴールデンエイジ(3~8才)色んな身体を使った遊びをさせる事が良い

ゴールデンエイジ(9~11歳)自分の思う通りに身体が動かせるようになる時期、プレ時期に色んな動きをしている子程動きを理解できる、

ポストゴールデンエイジ(12~14歳)この頃になると神経系はほぼ完成形になるらしく、考えながら運動できるようになる。

うちの子達は小さい時にどれだけ外を走り回って遊んでたかな?最近の子供達はゲームで遊ぶ事が多い気がする、運動能力も全国的に下がってきていると聞くし小さいうちに外で走り回るような遊びをもっとさせないといけないな、それが言葉にも繋がって行くと言う事なんだなと子供の言葉教室で教わりました。